ヒアルロン酸

ヒアルロン酸とは

ヒアルロン酸は真皮の中にあるゼリー状の物質。雨目状に張ってお肌を支えるヒアルロン酸やエラスチンの間を埋めつくして、お肌に弾力をもたらせます。

 

ヒアルロン酸1グラムで6リットルもの水分を蓄えることができ、お肌をうるおいで満たして乾燥や肌荒れから皮膚を守る大切な存在です。

 

しかし、20歳をピークにヒアルロン酸は減少し、60歳には20歳の半分になってしまいます。ヒアルロン酸が減少すると、お肌に弾力がなくなり、水分も減少するため、お肌は弾力を失ってしまいます。

 

年齢とともにヒアルロン酸の量が減ることで、シワやたるみがでてきて、新陳代謝も低下するため、シワもできやすくなります。

 

ヒアルロン酸は皮膚だけでなく、眼球を保護したり、関節の動きを助ける働きもあります。ドライアイの治療にヒアルロン酸配合の点眼薬が処方されますし、加齢による関節炎の原因のひとつがヒアルロン酸不足からくるものです。

 

 

ほうれい線のためのヒアルロン酸補給

表皮の下で肌の土台となる真皮は、弾力を保ち、栄養と酸素をお肌の隅々まで届ける役割。
網目状に張った繊維状のコラーゲンが弾力を支え、エラスチンがコラーゲンをつなぎ止めています。コラーゲンやエラスチンのすき間を埋めているのがヒアルロン酸。水分保持力が高く、真皮を安定させます。

 

ヒアルロン酸が水分を抱え込むことで肌内部のうるおいが保たれているのですが、ヒアルロン酸配合の化粧品で真皮のヒアルロン酸を増やすことができるのでしょうか。

 

残念ながら、お肌の外からつける化粧品には真皮のヒアルロン酸を増やすことは出来ません。

 

化粧品に配合されているヒアルロン酸は、真皮まで浸透することはありません。肌表面の角層での保湿成分として働くことで、角層内で水分を抱え込んで外気の乾燥や刺激からお肌を守ってくれます。

 

角層の水分をアップさせても直接ほうれい線が解消するわけではありませんが、水分で満たされた角層はお肌を守る力がアップしますので、肌ダメージの進行を予防することができます。

 

角層の水分不足は、紫外線の影響をうけやすくなり肌荒れやシミができやすくなります。
肌表面が潤うことで、紫外線や外気からの刺激をカバーすることができるので、決してムダではありません。

 

ヒアルロン酸配合の化粧水はお肌に乗せたときに吸いつくような感触がします。
これは、ヒアルロン酸に吸着力があるためで、ヒアルロン酸が浸透したわけではありません。
ヒアルロン酸配合化粧水をつけるときには、このペタペタ感に惑わされることなく、肌全体に化粧水が行きわたるようにていねいになじませましょう。

 

もともと体内に存在する物質なのでアレルギー反応が少ないので、敏感肌の方にも比較的安心して使える成分です。

 

ヒアルロン酸注射であれば、真皮にヒアルロン酸を届けることが出来るので、効果が実感できるでしょう。ただし体内に吸収されてしまうので、効果は持続しません。

 

 

注射以外でヒアルロン酸を増やしたいなら、セラミド配合の化粧品の方が効果的です。
セラミドは脂質の一種なので、化粧水に配合されることはなく、クリームなどに配合されます。

 

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